ミツクリエナガチョウチンアンコウは、熱帯、亜熱帯に住む深海魚である。 日本に分布する魚の中では一番長い名前を持っている。 雌は約40cmの体長だが、雄は約1cmしかない。この様に雄が雌より極端に小さいことを矮雄(わいゆう)と呼び、チョウチンアンコウの仲間にしばしば見られる特徴である。広大な深海の世界。同じ仲間の異性と出会う機会は、そうあることではない。 雄はフェロモンを辿り雌を見つけると、その腹部に噛み付いて融合を促進する酵素を雌に送り、やがて雄の唇と雌の皮膚が血管レベルまで融合、雄は雌から養分を貰うようになる。更に時が経つと雄の頭部は雌の腹部に埋没し一体化、頭部がなくなるだけでなく内臓まで失われ、精巣だけが発達し完全に子種を出す装置と化す。そして、産卵のタイミングになると血液ホルモンを通じて雄に伝わり、タイミング良く産卵と放精が行われる。その後役目を終えた全身生殖器の雄は雌から切り離され、頭も内臓もないまま暗い海底に沈んでいくのである。
ミツクリエナガチョウチンアンコウは、熱帯、亜熱帯に住む深海魚である。
日本に分布する魚の中では一番長い名前を持っている。
雌は約40cmの体長だが、雄は約1cmしかない。この様に雄が雌より極端に小さいことを矮雄(わいゆう)と呼び、チョウチンアンコウの仲間にしばしば見られる特徴である。
広大な深海の世界。同じ仲間の異性と出会う機会は、そうあることではない。
雄はフェロモンを辿り雌を見つけると、その腹部に噛み付いて融合を促進する酵素を雌に送り、やがて雄の唇と雌の皮膚が血管レベルまで融合、雄は雌から養分を貰うようになる。
更に時が経つと雄の頭部は雌の腹部に埋没し一体化、頭部がなくなるだけでなく内臓まで失われ、精巣だけが発達し完全に子種を出す装置と化す。
そして、産卵のタイミングになると血液ホルモンを通じて雄に伝わり、タイミング良く産卵と放精が行われる。
その後役目を終えた全身生殖器の雄は雌から切り離され、頭も内臓もないまま暗い海底に沈んでいくのである。