>>27夜の世界では30歳は「ババア」 元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語るアラサー女性の生き方0歳は「若い」ってだけで生まれる商品価値がボロボロと身体から剥がれてくる歳――31歳の鈴木さんにとって、アラサーとは何ですか?鈴木涼美さん(以下、鈴木):30歳って、50代のおじさんとか学者からみると「若い」ってくくられるけど、私の中では10代は「子ども」っていうジャンル、20代は「若い女性」っていうジャンルで、30になると、「ババア」なんですよね、特に夜の世界にいると。女性の肉体的価値が暴落する歳で、だけど、「女が1番魅力的だよね」って言われる歳でもあって。だから30歳になった時、絶望したわけではないけど、「若い」ってだけで生まれる商品価値がボロボロと身体から剥がれてくる歳だと思ったので、じゃあそこで何が私に残るかなってことをある程度自制的に考えはしました。――それは30歳になってから感じたことですか? それともなる前から危機感を持っていましたか?鈴木:30歳になる前は、30になったらもうちょっとどうにかなると思ってた(笑)。20代の、ある程度愚かなことをしても「若い女の子ってバカだよね」っていうので片付けられるところから、30になったらもう少し自分の地場みたいなのができてて、土台ができてると思っていました。でも29歳の次の日30歳になるわけだから、当然その日に急に自分の身が安定するわけでも心が安定するわけでもなくて、相変わらず愚かで、でも、21歳の子が犯す過ちと30歳が犯す過ちって、行為自体が同じでも世間的なイメージの意味はかなり変わってくるじゃないですか。そういうところではちょっと自分を省みます。社会的な見栄えが悪くなるのは嫌。30歳にもなってチャラチャラしてると「イタい」って思われるじゃないですか。「イタい」って思われてももちろんやることはやるし、それですべてを決めてるわけじゃないけど、世間から「イタい」と思われてでもやりたいことかどうかというのは、20代の時よりはワンクッションあるかなと思います。――20代の時はなかった?鈴木:全然なかった。若くてバカでっていうのである程度何してもカッコつくと思ってたし。つづく
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夜の世界では30歳は「ババア」 元AV女優の社会学者・鈴木涼美が語るアラサー女性の生き方
0歳は「若い」ってだけで生まれる商品価値がボロボロと身体から剥がれてくる歳
――31歳の鈴木さんにとって、アラサーとは何ですか?
鈴木涼美さん(以下、鈴木):30歳って、50代のおじさんとか学者からみると「若い」ってくくられるけど、私の中では10代は「子ども」っていうジャンル、20代は「若い女性」っていうジャンルで、30になると、「ババア」なんですよね、特に夜の世界にいると。女性の肉体的価値が暴落する歳で、だけど、「女が1番魅力的だよね」って言われる歳でもあって。
だから30歳になった時、絶望したわけではないけど、「若い」ってだけで生まれる商品価値がボロボロと身体から剥がれてくる歳だと思ったので、じゃあそこで何が私に残るかなってことをある程度自制的に考えはしました。
――それは30歳になってから感じたことですか? それともなる前から危機感を持っていましたか?
鈴木:30歳になる前は、30になったらもうちょっとどうにかなると思ってた(笑)。20代の、ある程度愚かなことをしても「若い女の子ってバカだよね」っていうので片付けられるところから、30になったらもう少し自分の地場みたいなのができてて、土台ができてると思っていました。
でも29歳の次の日30歳になるわけだから、当然その日に急に自分の身が安定するわけでも心が安定するわけでもなくて、相変わらず愚かで、でも、21歳の子が犯す過ちと30歳が犯す過ちって、行為自体が同じでも世間的なイメージの意味はかなり変わってくるじゃないですか。そういうところではちょっと自分を省みます。
社会的な見栄えが悪くなるのは嫌。30歳にもなってチャラチャラしてると「イタい」って思われるじゃないですか。「イタい」って思われてももちろんやることはやるし、それですべてを決めてるわけじゃないけど、世間から「イタい」と思われてでもやりたいことかどうかというのは、20代の時よりはワンクッションあるかなと思います。
――20代の時はなかった?
鈴木:全然なかった。若くてバカでっていうのである程度何してもカッコつくと思ってたし。
つづく