女子選手に大会前の「一発」、安堵感に…医師 高校駅伝の強豪校の選手に鉄剤注射を打っていた医師が読売新聞の取材に対し、「監督に頼まれ断れなかった」「肝臓に悪いとは知っていた」などと証言した。 女子選手約10人に鉄剤注射を打ったという東日本の医院長は、「監督から打ってくれと言われ、断れなかった」と振り返る。鉄剤注射を打つ際は、事前に血液検査を行い、体内の鉄分量の指標となる血清フェリチンの数値で鉄分不足を確認する必要がある。 しかし、この医師は「検査料が経済的な負担になる」と考え、血液検査は年1回程度しか実施せず、月3回のペースで打っていたという。 この検査で、血清フェリチンが正常値(1ミリ・リットル当たり25〜250ナノ・グラム)の3倍近い700ナノ・グラムを超えた選手もいた。併用してはいけない鉄分の錠剤も処方していた。医師は「治療ではなかった。地元の選手だから頑張ってもらいたいという思いもあった」と取材に答えた。 西日本の医院長は昨年11月、コーチに頼まれ、選手約10人に「打った」と明かす。若い選手に鉄剤注射を打つことは「肝臓に悪い」と理解していた。だが、「大会前の『一発』は、安堵あんど感につながる。打ったから頑張れるという暗示みたいなもの」と選手の気持ちに心を寄せていた。(ここまで525文字 / 残り184文字)2018年12月12日 10時26分YOMIURI ONLINEhttps://www.yomiuri.co.jp/national/20181212-OYT1T50011.htmlファイト一発!
女子選手に大会前の「一発」、安堵感に…医師
高校駅伝の強豪校の選手に鉄剤注射を打っていた医師が読売新聞の取材に対し、「監督に頼まれ断れなかった」「肝臓に悪いとは知っていた」などと証言した。
女子選手約10人に鉄剤注射を打ったという東日本の医院長は、「監督から打ってくれと言われ、断れなかった」と振り返る。鉄剤注射を打つ際は、事前に血液検査を行い、体内の鉄分量の指標となる血清フェリチンの数値で鉄分不足を確認する必要がある。
しかし、この医師は「検査料が経済的な負担になる」と考え、血液検査は年1回程度しか実施せず、月3回のペースで打っていたという。
この検査で、血清フェリチンが正常値(1ミリ・リットル当たり25〜250ナノ・グラム)の3倍近い700ナノ・グラムを超えた選手もいた。併用してはいけない鉄分の錠剤も処方していた。医師は「治療ではなかった。地元の選手だから頑張ってもらいたいという思いもあった」と取材に答えた。
西日本の医院長は昨年11月、コーチに頼まれ、選手約10人に「打った」と明かす。若い選手に鉄剤注射を打つことは「肝臓に悪い」と理解していた。だが、「大会前の『一発』は、安堵あんど感につながる。打ったから頑張れるという暗示みたいなもの」と選手の気持ちに心を寄せていた。
(ここまで525文字 / 残り184文字)
2018年12月12日 10時26分
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